導入事例
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会計

会計事務所の現場から生まれた「発展会計」。進化し続ける発展シリーズの現在と未来について

日本ビズアップ株式会社
営業部次長 品田 卓也 氏
2020
11
30
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「会計事務所とともに、事業の発展に貢献を」というビジョンの下、全国的にもめずらしい会計事務所が母体となってシステム開発を行っている日本ビズアップ株式会社。現在1,400ほどの会計事務所が利用している「クラウド発展会計」をはじめとする「発展シリーズ」や、会計業界No.1のWEB研修システム「e-JINZAI」など数多くのラインナップを取り揃え、さまざまな角度から会計事務所の発展を支援する業務を展開しています。

その中でも主軸となっている「クラウド発展会計」は、Moneytree LINKを使ったデータアグリゲーションサービスを提供する先進的な会計サービスであり、またMoneytree LINKとしては会計ソフトでは初めて他社のアグリケーションサービスからの乗り換えであったため、その背景や今後の展開などについて、日本ビズアップ株式会社営業部次長品田卓也氏に語っていただきました。

会計事務所のニーズが、ソリューションサービスの提供へ

日本ビズアップ株式会社は1999年に会計事務所専門のシステムベンダーとして設立され、当時会計事務所業界で本格化しつつあったIT化の流れに先立ちインターネット対応型の会計システム「クラウド発展会計」をリリースし、現在では事務所経営サポートサービス・WEB研修システム・事務所業務管理システム・クラウド給与システム・書面添付システム・相続診断シミュレーションシステムなど、多数のサービスを提供しています。

日本ビズアップ株式会社の母体となっている会計事務所は1977年に創業し、現在ではアカウンティング、コンサルティング、アウトソーシングの3つのマネジメントサービスをワンストップで提供する吉岡マネジメントグループとして全従業員数280名の規模を誇る大手会計事務所として北海道・関東を中心にサービスを展開しています。

全国300万社の約9割が中堅・中小企業ですが、その企業の税務・会計、そして経営全般にわたり親密に支援しているのが全国の会計事務所です。しかし、年々中堅・中小企業の経営課題は複雑多岐にわたり会計事務所の負担も増しているのが現状です。日本ビズアップ株式会社は会計事務所グループの強みを活かし、全国の会計事務所をサポートすべく、各種ソリューションサービスを提供しています。

現場でのハードな要求に耐えうる仕様を

2004年にリリースした発展会計の特徴としては、まず、一般企業をはじめ医療、福祉・建設業など会計事務所が顧問先として抱えている数多くの業種に対応していることが挙げられます。

次に、会計事務所が顧問先の経営分析を行うためのさまざまな帳票を豊富に取り揃えているため、付加価値サービスで顧問先満足度の向上を図る事が可能になっています。

また、発展会計はクラウド型のソフトでありながらブラウザーで動かすタイプではないため、クラウド型の使い勝手の良さとスタンドアローン型のスピーディーな反応を兼ね備えたハイブリッド型の特徴を持っています。

顧問先が会計ソフトを使う場合はブラウザー型でもスタンドアローン型でもどちらもそれほど問題はないと思うのですが、やはり会計事務所のようなプロの会計人が使う場合には、早い入力スピードに耐えうる反応スピードがソフト側に求められます。ですから「スピーディーに動く」というのは、実は会計事務所で使う会計ソフトにとってはかなり重要な点なのです。

そして最後が、経理の自動化に対応していることです。Moneytree LINKによるネットバンクの自動化だけでなく、領収書や紙の通帳などもスキャンすることで自動化に対応出来るようになっており、顧問先の状況に応じてオプションの機能として利用することができるようになっています。

目指しているのは会計事務所の経営支援

会計業界は他業種と比べるとまだまだアナログな部分が残っており、IT化が遅れている部分もたくさんあります。また、積極的に営業活動をしている事務所もそれほど多くありません。

しかし、企業の事業所数が減り競合が増えている厳しい環境の中、営業活動やサービスの向上・生産性の向上など、取り組まなければならない項目は沢山あります。そのためのツールとして、ホームページや情報提供用レポート作成などの営業支援をはじめ、職員教育のためのWEB研修システム、業務の見える化と生産性向上を実現する業務管理システムなどを提供し、会計事務所の経営を総合的・多角的に支援する業務を行っています。

弊社のサービスをご利用いただいているお客様の傾向として、積極的に新しいものを取り入れていこうとしている大手・老舗事務所さまや、新進気鋭の若手事務所さまが多くあげられますが、より付加価値の高いサービスを顧問先へ提供するためのツールとしてご利用いただいています。

試行錯誤の日々からMoneytree LINK導入へ

発展会計のアカウントアグリゲーション機能導入は、2014年からのスタートでした。

導入当初はアカウントアグリゲーション機能に対する反応そのものは良かったのですが、会計事務所の顧問先のネットバンク利用率がまだまだ低かったことと、当時のシステムの使い勝手が今一歩だったため、思った程の効果を得るまでには行きませんでした。

なかなか思い通りの改善が進まないまま2年ほど過ぎたある日、たまたまMoneytree LINKの機能を知る機会があり、「これだっ!」ということですぐに発展会計への導入が決まり、2016年には正式にMoneytree LINKを搭載した発展会計のリリースに至りました。

そして現在では、Moneytree LINKによるネットバンキングの自動読み取り機能「BANK」、紙の預金通帳をスキャンして読み込む「P-BANK」、領収書やレシートをスキャンして読み込む「MONEY」の全部で3種類の自動経理システムを備えることができるまでになりました。

ただしMoneytree LINKに関していえば、「BANK」機能を支える大切な柱となっていますが、本当の意味でMoneytree LINKの本領が発揮できるようになるのはまだまだこれからかな、と思っています。都市部ではそうでもありませんが、地方にはIT化やキャッシュレス化の進んでいない顧問先がまだたくさんあります。そういった方々のアカウントアグリゲーションに対するニーズが高まるまでにはもう少し時間がかかると思うからです。

いずれにしても、社会がキャッシュレス化に進んでいることは間違いありませんから、近い将来Moneytree LINKには今まで以上に頑張ってもらうことになると思います。

新型コロナウィルスの影響を前向きに捉えて

今回の新型コロナウィルスの影響によるテレワークの増加で、研修が十分に出来なかった企業などからWEB研修システムについての問い合わせを従来の3倍ほどいただくようになりました。企業サービスのニーズが確実にクラウド化へ向かっているな、と日々実感しています。現在では、クラウド会計やインターネットバンキングを顧問先へ案内する際、様々な事情から導入までには至らなかったとしても、抵抗感は殆ど無いのではないでしょうか。会計事務所としては、世の中が大変な状況だからこそ経営のアドバイスをしっかり行う事で、顧問先との関係性を強化できると考えています。そのために、単なる会計ソフトではなくコミュニケーションツールとしてもクラウド会計は必須です。

今後のMoneytree LINKには、総合振込への対応を期待しています。ただ一番望むのは、他社のライバルソフトと比べて発展会計が優位でありつづけるために、Moneytree LINKの機能が常に他社よりも優位であり続けてもらうことですね。日本ビズアップ株式会社は、「会計事務所とともに、事業の発展に貢献を」というビジョンの下、システム開発を続けています。情熱・信頼・挑戦の経営理念の元、会計事務所・顧問先企業の皆さまの「より良い経営」のために最先端のICT環境構築を通じて貢献していきます。


日本ビズアップ株式会社は、「会計事務所とともに、事業の発展に貢献を」というビジョンの下、システム開発を続けています。情熱・信頼・挑戦の経営理念の元、会計事務所・顧問先企業の皆さまの「より良い経営」のために最先端のICT環境構築を通じて貢献していきます。

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クラウド発展会計

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